写真家・クリエイターなどの著作者の資産と権利を守るブロックチェーン技術はすでにある。導入事例と必要性

写真家・クリエイターなどの著作者の資産と権利を守るブロックチェーン技術はすでにある。導入事例と必要性

写真、画像使用におけるブロックチェーンの可能性

今回は写真や画像使用について見ていきます。

最近はスマートフォンの普及により、手軽に写真を撮影したりSNSやウェブ上でシェアすることができます。
自分の記録用にアップしたり、SNSのアイコンに用いたり、個人でネット販売用に加工したりなど、用途は様々です。

ここで起きている問題が写真や画像の盗用、著作権の侵害です。
写真や画像において、撮影者の創作性、個性が認められた場合、著作権が発生します。基本的には、撮影者が著作者ということになります。
また企業のロゴや商品画像においては、二次使用が原則認められておらず、使用する際は手続きが必要です。

この事実を知ってか知らずか、現在は写真や画像の盗用が頻繁に起きています。

写真家やクリエイターにとって自分たちの作品が無断で使用されていたり、
自分たちの知らないところで悪用されていることがあります。

ブロックチェーン技術を用いた著作権管理プラットフォームの事例

深刻な状況の中、写真家やクリエイターの権利、財産保護のために老舗フィルムメーカーのコダックが写真や画像使用にブロックチェーン技術を導入しました。

2018年にコダックとWENNデジタル社は、画像の著作権管理プラットフォームである
「KODAKOne」とその決済に使用できる暗号通貨を立ち上げました。

これは写真家とその代理人による著作権管理の強化と支援を目的として作られ、現在も機能しています。

KODAKOneのプラットフォームは、ブロックチェーン技術を用い、写真や画像の著作権を記録します。
写真家やクリエイターは、自分の作品を登録し、このプラットフォーム内で希望者にライセンスを与える形で使用を許可します。
その際の使用料は先述の暗号通貨で支払うというフローです。

写真家、クリエイターは写真を作品として登録後、すぐにライセンス料を受け取ることができます。

つまり、ブロックチェーンを用いた安心安全なプラットフォームで作品として販売することができるということです。

ブロックチェーンの技術により、画像の無断利用が追跡され、著作権や知的財産権が守られるので、写真家やクリエイターは正当な対価を得られます。

スマートフォンの普及やデジタル化が進む中、一人ひとりのネットリテラシーも必要ですが、
クリエイターの権利や資産をも守るために、ブロックチェーン技術の導入が有用であり、
必要不可欠であることは明言するまでもありません。

クリエイターの著作権保護は法律の観点から重要視すべきものですが、
同時にクリエイターが活躍する場を提供するビジネスモデルを構築しようとした場合、
保護体制の完備はクリエイターの能動的招致にも繋がり、大きなビジネスチャンスになるでしょう。

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